困難を抱える子どもたちへの支援
特定非営利活動法人山口せわやきネットワーク 
こども明日花プロジェクト
事例の概要
平成28年5月から、「子どもの貧困問題」の解決に向けて、経済的事情や家庭の都合などにより「学習する環境にない」「毎日、十分な食事を摂ることができない」「親が仕事などで不在がちで、子どもたちだけで過ごす」などの子どもたちのために、学習支援・生活支援・居場所づくりなどの活動を通じて、子どもたちを地域の力で支え見守ることにより、子どもたちが将来に希望を持つことができる社会を作るために活動しています。
具体的な活動内容
◇無料学習会(昼食付き)

 毎週土曜の午前中、山口市内5カ所で就学援助やひとり親世帯の子どもたちを中心に、学生ボランティアが一緒に勉強し、高校受験に向けた学力向上を目指します。勉強の後は調理ボランティアが心を込めてつくったくれた昼食をボランティアも含めて、みんなで楽しくお話ししながら、全員で食べます。
◇子どもの居場所づくり(夕食付き)
 毎週土曜日の午後、市内の1カ所で、主にひとり親世帯など困難を抱える子どもたちを学生などのボランティアが一緒に勉強したり、遊んだり、その後はみんなで大家族のような雰囲気で、楽しく夕食を食べて過ごします。年齢の近い学生に甘えたり、話を聞いてもらい、子どもたちはのびのびと過ごすことができます。
◇こども食堂・地域食堂
 誰でも無料で参加できる「こども食堂・地域食堂」を山口市内3か所で、それぞれ毎月1回開催しています。家で子どもだけでご飯を食べていたり、一人暮らしでいつもひとりでご飯を食べている食事をしているお年寄りなど、誰でも参加でき、大勢の人たちで一緒にカレーライスなどを食べます。こうして、幅広い年代の人たちが集まり、交流して顔なじみになることで、日頃から、道で出会えば挨拶をし、会話するようになり、「こども食堂・地域食堂」が新しい地域の交流拠点として、大変、期待されており、その普及促進のための活動も実施しています。
取組事例一覧