BBS運動の取り組み
山口BBS会・社会福祉法人山口育児院

事例の概要

〇BBSとは、誰にでも優しい心で接することを心がけながら非行に走ってしまった少年少女や立ち直ろうとしている少年少女、その危険にある少年少女その他いろいろな悩みを抱えている少年少女のともだち・相談相手になって接していくことで、その立ち直りを援助している全国組織の青年任意団体(ボランティア団体)です。

〇山口県内の市等に地区BBS会があり、それぞれの地区会において心のよりどころを求めている少年少女や、学校に行けない生徒の「ともだち」となって立ち直りを助ける活動を行っています。年齢が近く話しやすいお兄さんお姉さんというメリットを生かして心の交流を行います。

〇山口BBS会の児童養護施設へ「施設行事のお手伝い」「学習支援」「遊びの訪問」などを行っている活動を紹介します。


事例実施内容と参加会員の感想
◇鳳翩山(ほうべんざん)登山
5月に子どもたちと一緒に鳳翩山(ほうべんざん)という山に登ります。毎年参加させていただいており、子どもたちの成長を身近に感じられる行事です。
<会員の感想>
最初の方は子どもたちと馴染めず、また、自分の体力に自信がなく、自分のことで頭がいっぱいだったために子どもたちと話をあまりできませんでした。しかし、登っていくうちに私は後ろのほうにいたために1人の子と一緒になりました。初めは緊張して話すことができませんでしたが、時間が経つにつれて、私から声をかけることができるようになり、また相手もたくさん話してくれるようになりました。そのことがとてもうれしかったです。下山するときには他の子にも自分から話しかけることができたのでよかったです。

◇遊びの訪問
遊びの訪問とは、月に一度、子どもたちと遊ぶことを目的に施設を訪問する活動です。遊びの内容は自由で、子どもたちがその日にしたいことを大学生と一緒に行います。子どもたちも大学生も、この月に一度の活動をいつも楽しみにしています。
<会員の感想>
育児院の遊びの訪問に参加しました。私は室内でバドミントンやドッヂボールをしました。子どもたちは喧嘩をすることもなく楽しく遊んでいました。しかし室内が狭かったこともありバドミントンのラケットが子どもと接触しそうになったり、ボールがあたったりなど危険なこともありました。大学生の人数が少ないこともあり特定の子どもとしか関われなかったのでもっと多くの子どもたちとかかわれることを目標にまた活動に参加したいです。今回の活動は外ではなく室内での活動が多かったので外での活動を増やした方がいいと思いました。
取組事例一覧