取組事例

全国的な組織である「社会を明るくする運動」については、本県では、県内98の機関・団体により県推進委員会が組織され、概ね市町ごとに設置された地区推進委員会と連携し、全県的な取り組みが行われています。

日常の生活や学校生活の中で体験したことを基に、犯罪や非行問題等に感じたことを、市内各中学校の代表生徒が発表。中学生があらゆる角度から自分の体験等通じて発表し、自らの意見を述べることにより、参加者からの関心が注がれ、感想を聞くことができます。

ハローワークにおいては、矯正施設に出向いての職業紹介、職業講話の外、保護観察対象者への専門担当者による職業相談の実施等、就労に向けた支援が行われています。

済生会山口地域ケアセンターにおいては、山口刑務所と連携し、介護に関する職業訓練を実施し、資格を習得した矯正施設出所者を介護職員として採用する等の取組を行っています。

刑務所等出所後、帰住先が決まらず、行き場のない人に対し、一時的な宿泊場所や食事が提供されています。

住宅確保要配慮者（低所得者、被災者、高齢者、障害のある人等、住宅の確保に特に配慮を要する者。）の住まい探しの支援、入居後の見守り及び安否確認、生活のサポートなど行われています。

高齢者や障害のある人等、矯正施設出所にあたり、特別な配慮や支援が必要な人に対しては、矯正施設、保護観察所、県地域定着支援センターが一体となって、社会福祉施設への入所等の調整が行われています。

矯正施設出所者だけでなく、起訴猶予者等においても、保健・医療、福祉的支援が必要な場合があり、山口地方検察庁においては、保護観察所や福祉関係機関等と連携した支援が行われています。

起訴猶予者等への支援に向け、県弁護士会、県社会福祉士会、県精神保健福祉士協会、県社会福祉協議会の4団体が連携し、そのあり方について、司法と福祉の職種を超えた研修が行われています。

薬物乱用防止指導員や薬物乱用防止推進員と連携し、学校等を通じた児童・生徒・学生への薬物乱用防止の普及啓発の取組が行われています。

薬物依存症等に関する個別相談や、家族教室の開催等を行っています。

山口少年鑑別所では、「法務少年支援センター山口」を設置し、地域の非行・犯罪防止のために活動しています。

多くの保護司会で、「学校連携部会」を設置するなど、保護司と学校の連携が進んでいますが、その中でも、光・下松保護区保護司会では、保護司会に属する保護司全員が、それぞれ担当する学校を持ち、学校運営協議会の委員に就任するなど、先駆的にコミュニティ・スクールへの参画に取り組んでいます。

非行のある少年や悩みをもつ子供たちに、兄や姉のような立場で接しながら、その立ち直りや成長を支援する活動が行われています。

家庭の事情や経済的理由により、困りごとを抱えたり、見守ってくれる大人が周りに居なかったりする子どもたちを支えるために、安心できる居場所づくり、子ども達への食事の提供、無料学習塾などの取組を行っています。

山口県では、平成３１年３月に策定した山口県再犯防止推進計画に基づき、安心・安全な県づくりと犯罪をした人等も包摂した地域共生社会の実現に向け、再犯防止に対する県民の理解促進と、就労・住居の確保、保健医療・福祉的支援、非行の防止と修学支援などに取り組んでいます。

下関市の再犯防止推進計画の取組です

宇部市の再犯防止推進計画の取組です

山口市の再犯防止推進計画の取組です

下松市の再犯防止推進計画の取組です